太陽光と蓄電池の相性編

蓄電池を設置する場合、既存の太陽光との相性が最大のお客様のデメリットとなり、知らないで設置した場合、後々、大きな損害につながるケースがございます。

少し前に、大きな話題になったのが、パナソニックの太陽光と伊藤忠商事の蓄電池の相性が悪く、設置が出来ない事がございました。

太陽光を設置していれば、蓄電池は何でも設置が出来るという事はございません。

必ず、太陽光の施工IDと蓄電池の施工IDを取得している者に、相性を調査していただいてくださいませ。

調査には、4日～7日はかかります。各メーカー等に調べなくてはならないので、日数がかかってしまいます。

その場で、相性は大丈夫と言われたら、先ず、調べる振りをしているだけなので、信用しないでくださいませ。

通常、一つのパワコンは２回路ですが、設置年数によっては、２回路以上のパワコンもございます。

その場合、蓄電池によっては、設置不可になる可能性が大きく、太陽光の相性問題よりも、パワコンの回路数によって、蓄電池の設置が出来ないケースがございます。

相性と一緒に、パワコンの回路数等を併せて調査をしなければなりません。

回路数が２回路以上あっても、回路の合わせ方が分かれば可能です。
しかし、どの回路とどの回路を合わせても良いということではないので、職人の知識と経験が必要となります。

パワコンの回路を変更してしまうと、放電ロスや売電ロスは当然ですが、火災にもなるので、しっかりとした調査が必要になります。

太陽光の設置工事の時に、ブレーカーが規定通りに配線をしていない場合がございます。

その場合は、蓄電池の工事と一緒に、ブレーカーの配線を正しくしなければなりません。

更に、エコキュートを設置した際に、配線をいい加減にした場合、蓄電池を設置すると「ブレーカーが落ちる」こともございますので、既存のブレーカーをしっかりと確認させていただきます。